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Windows 10 Anniversary Updateから、インターネット接続を他のデバイスと無線LAN経由で共有する「モバイルホットスポット」機能が加わった。今回はモバイルホットスポットの使い方を紹介する。

共有を有効にする

モバイルホットスポット自体は目新しい機能ではない。Windows Phone 8.1 に用意されていた「インターネット共有」を改称し、インターネット接続を他のデバイスと共有する機能だ。モバイルホットスポットを有効にしたPCがルーター代わりとなり、接続してきた他のデバイスに対して、インターネット接続を提供する。仕組みとしては、スマートフォンのテザリングと同じだ。

Windows 10およびWindows 10 Mobileで使用可能だが、今回はPC版を前提に紹介する。モバイルホットスポットを有効にするには、まず「設定」の「ネットワークとインターネット/モバイルホットスポット」を開く。

「Win」+「S」キーを押して検索ボックスをアクティブにし、テキストボックスに「モバイル」と入力。検索結果の「モバイルホットスポットの設定の変更」をクリック/タップ

既定ではモバイルホットスポットが無効なので、スイッチをオンに切り替える。また、接続時に必要なネットワーク名やパスワードは「編集」ボタンから変更可能だ。

「設定」が起動したら、「インターネット接続を他のデバイスと共有します」をクリック/タップして、スイッチをオンに切り替える

先の画面で「編集」ボタンをクリック/タップすると、ネットワーク名やパスワードを自由に変更できる

モバイルホットスポットを使用できるのは、無線LAN機能を備えたデバイスのみ。接続する側がデスクトップPCの場合、USB接続の無線LANアダプタを追加すればよい。また、モバイルホットスポットで同時接続できるのは8デバイスまでだ。

こちらはモバイルホットスポットが有効になった状態。「接続されているデバイス」が示しているように、最大接続数は8デバイスまで

あとは、他のデバイスから無線LAN接続し、パスワードを正しく入力すれば接続完了だ。モバイルホットスポット機能を使えば、無線LANアクセスポイントを増設せずに、ネットワーク接続環境を改善できるので、試してほしい。

iPhoneから無線LANアクセスポイントを検索すると、モバイルホットスポットのアクセスポイントが現れる。タップしてパスワードを入力すれば接続完了だ

こちらは接続後の「設定」。デバイス名や割り当てられたIPアドレスなどが示される

阿久津良和(Cactus)