社会人になって数年、何かと物入りの働き女子たちが、ふとした話から「シス トレ」をはじめてみようということになりました。24時間自動で投資してくれるってなんだか夢のような話……! 講師を招いてシステムトレードについてイチから教えてもらうことになったのですが―。

今回は、システムトレードコンテストについて教えてもらいました。

「シストレコンテスト」は開発者の登竜門だ!

ゆみ「「トレードシグナル」を使いこなせるようになったら、「システムトレードコンテスト」に自分が作成した売買システムでエントリーしちゃったりして」

マキ「なにそれ?「システムトレードコンテスト」? 何かもらえるのかな~(笑)」

システムトレードコンテスト トップページ(第四回コンテストはすでに終了)

まりこ「ひまわり証券では、個人投資家さんにシストレにもっと親近感を持ってもらうために、「シストレコンテスト ~システムトレードNo.1決定戦~」を2008年から昨年まで4回開催しているのよ。20歳以上であれば誰でも参加OKで、当選者は賞金がもらえちゃうの」

ゆみ「コンテストには二つの部門があって、「えらぶ部門」では、すでに作成された売買システムの中から期間中に最も利益を上げると予想するものを1つ選ぶんだけど、「つくる部門」では、自分で考案した売買アイデアを、トレードシグナルでプログラミングして提出して運用成績を競うんだって。私たちでも、「つくる部門」に参加で出来ちゃったりするかもってこと(笑)」

先生「「トレードシグナル」はプログラミングもカンタンなのよね。例えば、移動平均線だって、通常のプログラミングだったら、移動平均線を計算するプログラムを書いてやらなければいけないけど、「トレードシグナル」では、移動平均という関数が既に用意されているから、引数を指定するだけでいいの」

鈴木「優秀な売買システムの開発に必要なのは、プログラミングの能力ではなくて、売買のアイデアなんですね。だから優れた売買のアイデアがあれば、プログラミング能力がそんなになくてもシストレの売買システムは開発できるんですよ。実際、私自身が社内の模擬コンテストのときに「偶数日に買って、奇数日に売る。ストップは50円。利益確定は200円」といういい加減っぽいアイデアで売買システムを作ったら、驚くほど良い成績が出てしまったんですよ。実はデタラメトレードの例として作ったんですが(笑)」

やよい「エッ、ってことは、私が言った、晴れの日には買いで雨の日には売りってのも、一種の売買アイデアだよね。私達にも売買アイデアを出すことは可能ってことなのね」

鈴木「そうです、それも立派な売買アイデアなんです! 「シストレコンテスト」は今まで売買システムを開発したことがない方にも参加していただけますよ。イヤ、むしろそういう方にこそご参加いただければ、もっともっと多様なアイデアの売買システムが出てくることになるんじゃないかと思います」

あやか「やっぱり鈴木さん、シストレのことになるとアツイですね~(笑)どうしてそんなにチカラが入っちゃってるんですか?」

鈴木「「シストレコンテスト」などを通じて、シストレの市場を日本で確立するという目標があるから燃えているんですよ(笑)コンテストを開催することで、自分でも売買システムを開発しようと考える人が増えてくる。そういった人が増えれば、必然的に優秀な売買システムが出現する可能性が高くなるし、そういった優秀な売買システムを使用したいという投資家が増えてくることになる。そうして、市場が拡大して様々なビジネスチャンスが生まれることになるんです。実際に今までのコンテストでの優勝者のシステムを一般販売しているんですよ」

マキ「な~るほど、良い売買システムが開発されれば、皆がWINWINの関係になれるんですね。それに、それって民間で行う雇用創出になっちゃうじゃん。この不況の世の中では、スゴイ社会貢献になるよね(笑)」

鈴木「結果としてそうなると思います(笑)サラリーマンを辞められて40代で専業トレーダーになった方が、コンテストで優勝されて、やっとご家族や周囲に認めてもらえるようになったと言ってこられたことがあるんですよ。それまでは、当社のような小さな証券会社がやっていることにどれほどの影響力があるんだろうと思っていたのですが、一般の方々にとって「シストレコンテスト」は価値があるもので、売買システムの開発者の方にとって大きな心の支えになっていることがよくわかったんです。うれしいな~、と思うと同時に身が引き締まりましたよ(笑)」

マキ「ウワ~、ちょっと感動モノのお話ですね」

先生「トレードっていうのは、ものすごく孤独な世界で、ひとりで閉じこもってやっている人が多いのよね。でも、皆さん、単に自分が儲けたいだけじゃなくて、本当は社会と繋がっていたいとか人の役に立ちたいと思っているんじゃないかしら。人ってだれかに必要とされていたり、感謝されたりするとモチベーションが高まるのよね」

やよい「単にシステムトレードってことだけじゃない、その人の生きがいにまでなるなんて、シストレってなんて奥が深いんでしょう。アッ、シストレコンテストの意義が奥深いんだけど(笑)」

鈴木「初心者の方向けに、「トレードシグナル」のプログラミング機能が学べるウェブセミナーをやっていまして、このセミナーでは、プログラムの書き方などの基礎を、プログラミング経験がまったくない方にも、わかっていただけるようできるだけやさしくお教えしていますので、ぜひ参加してみてください」

やよい「今すぐプログラミングは無理かもしれないけど、そういったセミナーなんかも活用して、5回目コンテストがあれば、ぜひ賞金ゲットしたいわね。それには売買アイデアを探せ! ね(笑)」