映画「ヴェノム」シリーズを見る順番は? あらすじやキャストも紹介

「ヴェノム」シリーズは、マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として知られるキャラクター「ヴェノム」を主人公とする映画シリーズです。ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)を構成するシリーズの一つであり、2024年までに3作の映画が制作されています。主人公はシンビオート(宇宙生命体)のヴェノムですが、ヴェノムに寄生された人間として、トム・ハーディが主演を務めています。

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本記事では、映画「ヴェノム」シリーズを視聴する際の最適な順番とともに、あらすじやキャストをくわしくご紹介します。

また、映画「ヴェノム」シリーズは全部で3作ですが、実は2014年の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のミッドクレジットシーンにカメオ出演しています。記事では、「ヴェノム」シリーズに加えて『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も紹介していきます。

「ヴェノム」シリーズを見る順番

「ヴェノム」シリーズの見る順番を理解するにあたり、まずはシリーズの公開順と時系列を把握しておきましょう。

「ヴェノム」シリーズの公開順

1. 『ヴェノム』(2018)
2. 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)
3. 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
4. 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024)

「ヴェノム」シリーズの公開順は上記のようになります。

「ヴェノム」シリーズの時系列

続いて時系列は以下のとおりです。

1. 『ヴェノム』
2. 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
3. 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
4. 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

「ヴェノム」シリーズは、公開順でストーリーが進んでいきます。

「ヴェノム」シリーズを見るおすすめの順番

公開順と時系列、そして各作品のつながりを踏まえたうえで、映画「ヴェノム」シリーズは、以下の公開順で見ることをおすすめします。

1. 『ヴェノム』
2. 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
3. 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
4. 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

「ヴェノム」シリーズは公開順でストーリーが進んでいくため、公開順に見ることをおすすめします。第1作で出会ったヴェノムとエディ。最初は反発しあっていたものの、だんだんとバディとなっていきます。ヴェノムが地球に慣れていく様子、エディと友情を育む様子など、順番に見ることで彼らの関係性の変化を楽しめるはずです。

MCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は見なくても問題ありませんが、SSUとMCUのつながりを理解するうえでは、見ておいた方がいいかもしれません。

「ヴェノム」シリーズのあらすじ・キャスト一覧

ここからは「ヴェノム」シリーズのあらすじやキャストを紹介します。

『ヴェノム』 (2018)

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報道記者のエディ・ブロックは、ライフ財団の研究所で人体実験が行われているという情報を得て、研究所に侵入する。そこで地球外生命体の「シンビオート」に寄生され、ヴェノムという名のシンビオートに体を乗っ取られてしまう。その頃、ライフ財団の代表は多くのシンビオートを地球に呼び寄せようと企んでいた。グロテスクな姿と人間を食らおうとするヴェノムに翻弄されつつも、エディはヴェノムとともにライフ財団の陰謀に立ち向かう。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 (2021)

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ヴェノムとエディ・ブロックは、なんとか一つの体で共同生活を続けていた。ある時、エディは獄中にいる連続殺人犯のクレタス・キャサディをインタビューすることに。そこでヴェノムはクレタスの余罪を暴き、クレタスの死刑執行が決定してしまう。次の取材ではクレタスの挑発に激怒したヴェノムがクレタスにつかみかかり、取っ組み合いに。エディはヴェノムとの共同生活に限界を感じ、2人は喧嘩別れしてしまう。その頃、シンビオートに感染したクレタスは、赤いシンビオート「カーネイジ」として覚醒し、人間を殺戮しはじめる……。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 (2021)

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スパイダーマンであることを知られたピーター・パーカーはドクター・ストレンジに助けを求める。しかしストレンジの魔術が失敗してポータルが開き、別のユニバースからスパイダーマンの敵たちを呼び寄せてしまう……。別のユニバースに呼び寄せられ、バーで飲んでいたエディ・ブロックとヴェノムだが、再度ポータルが開き、元の世界に戻るが……。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』 (2024)

別のバースから戻ってきたヴェノムとエディ。そんななか、ヴェノムはシンビオートの神・ヌルから追われることになる。ヌルはゼノファージという生物を送り込んできた。また、エディもストリックランド将軍率いる軍に追われる身に。エディとヴェノムは追っ手たちと壮絶な死闘を繰り広げる……!

SSUとMCUの関連

この「ヴェノム」シリーズは、冒頭でも述べたように、マーベル・コミックを原作としてソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)が制作する「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」を構成する一作です。「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」とは、スパイダーマンを中心としたマルチバースを描くシェアード・ユニバースで、このSSUの第1弾作品が2018年の『ヴェノム』でした。

ここで多くの人が疑問に思うのが、スパイダーマンの存在でしょう。スパイダーマンはマーベル・コミックを代表するヒーローの一人で、トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズ、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズなどのスパイダーマンを主人公とする映画シリーズは、もともとSPEによって制作されてきました。

その後、マーベル・コミックのヒーローたちが多数登場する「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」構想がディズニーによってスタートし、マーベル・コミックのメインヒーローの多くがMCUに参加することになりました。そこでソニーとディズニーはパートナーシップを締結し、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から、トム・ホランド演じるスパイダーマンがアベンジャーズの一員としてMCUに参加することになったのです。

つまり、現在のところは(トム・ホランド演じる)スパイダーマンは、SSUではなく、MCUのヒーローと言えます。これまで(トム・ホランド演じる)スパイダーマンは、SSU作品には出演歴がありません。

ヴェノムとスパイダーマンのつながり

しかし、スパイダーマンの宿敵であるヴェノムとエディ・ブロックは、SSUのヒーローでありながら、別のユニバースから来たという設定で『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でMCU作品に出演しています。また、この『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のミッドクレジットシーンは、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』にも踏襲されています。これはつまり、マルチバースという概念のなかでは、スパイダーマンとヴェノムが並び立つ可能性もあるということ……。SSUとMCUがつながる可能性を示唆していると言えるかもしれません。

この「ヴェノム」シリーズは、SSUとMCUをつなぐ作品であり、スパイダーマンとSSUをつなぐ可能性を持つシリーズと言えるでしょう。

「ヴェノム」シリーズが視聴できる動画配信サイト

「ヴェノム」シリーズを初めて見るという方や、前に見たことはあるけれど、一気に見直したいという方は、定額制の動画配信サービスで視聴するのがよいでしょう。

2024年11月時点で「ヴェノム」シリーズが見られる主な動画配信サービスとしては以下があります。

Amazon・プライム・ビデオ

• 『ヴェノム』
• 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
• 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

Hulu

• 『ヴェノム』
• 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
• 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

Netflix

• 『ヴェノム』

U-NEXT

• 『ヴェノム』
• 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
• 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

ディズニープラス

• 『ヴェノム』
• 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

「ヴェノム」シリーズが人気な理由

ヴェノムは、スパイダーマンの宿敵ヴィラン、そしてダークヒーローとして、マーベル・コミックの中でも高い人気を誇るキャラクターです。このヴェノムを実写化した映画「ヴェノム」シリーズが高い人気を誇る理由は、エディとヴェノムのユニークな関係性にあります。

トム・ハーディ演じるエディの体の中で共生するヴェノムとエディはしばしば対立し、体の支配権を奪いあいながらも、最終的にバディとして協力しあっています。この複雑なバディ関係は、通常のヒーロー映画とは異なる深みを物語に与えています。また、ダークで荒々しいアクションやシンビオート同士のスリル満点の戦闘シーンなども、他のヒーロー映画とは一味違う強いインパクトを与えています。

これらの点が「ヴェノム」シリーズは観客から支持される理由と言えるでしょう。

「ヴェノム」シリーズを見る順番について紹介しました

この記事では、「ヴェノム」シリーズを視聴する際の最適な順番と、各作品のあらすじや見どころを紹介しました。シリーズの時系列とキャラクターの成長に沿って楽しむことで、ヴェノムとエディの冒険をより一層楽しむことができるでしょう。

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