朝、鏡を見て「あれ、なんか薄くなってる……?」と、薄毛が心配になった経験はないだろうか? 一度気になってしまうと、頻繁に鏡で確認してしまったり、抜け毛の本数を数えてしまったり、はたまた職場の同僚たちの目線が気になってしまったり……メンタル的によろしくない。
この連載では、「薄毛の正しい知識を身につける」をテーマに、働く男性の悩み解決に役立つ情報をお届けしていきたい。前回に引き続き3回目も、昔からよく聞くホントかウソかわからない「薄毛のウワサ」に対して、アデランスの研究者に真相を聞いてみた。
お父さんが薄毛だと、子どもも薄毛になる
真相は……△!
薄毛と遺伝には関係があることがわかっている。しかし、薄毛の可能性は遺伝だけでなく、これまでの研究によって食生活や生活サイクルなども原因になり得ることが判明しているので、薄毛の父親から生まれた子どもが、必ず薄毛になるとは限らないという。また、遺伝に関しては母方の家系に薄毛の傾向があると遺伝しやすいとされている。
白髪が多い人は、薄毛になりやすい
真相は……×!
加齢によって、白髪や薄毛が増えてくるケースは多いものの、そもそもメカニズムが違うので関係性はないと考えたほうがいい。
ブラシで頭皮を叩くと、髪が生えてくる
真相は……×!
昔、ブラシなど先が尖ったもので頭皮を刺激すると、血流が促進されて髪が生えてくるという話はよく耳にした。しかし、頭皮に傷ができる恐れもあり、逆効果にもなりかねないそう。オススメはできない。
ダイエットをすると、薄毛になる
真相は……△!
ダイエット自体が原因になることはないものの、過度や急激に痩せようとするのは薄毛の可能性を高めるとのこと。食事制限によって栄養不足になると、頭皮や髪への栄養も不足してしまうので、薄毛にもつながってしまうそう。
薄毛になりやすい血液型がある
真相は……×!
「A型は薄毛になりやすい」など、特定の血液型が薄毛になりやすいというウワサを耳にすることも多い。これに関して、血液型と薄毛の関係性を示す根拠はないとのこと。
スケベな人は、薄毛になりやすい
真相は……×!
男性ホルモンの一種であるテストステロンの変化によって、薄毛が引き起こされることは確か。しかし、性欲の強い人は男性ホルモンが多いとも言い切れず、また、必ずしもホルモンの量と比例して、薄毛の原因となる変化が起こりやすいとも言い切れないとのことだ。