「この子の短気な性格は生まれつきだ」と理解して、子どもの個性を伸ばす

子育て本に興味はあるけど、家事に育児に忙しくて読む暇がない……。そんなママ・パパたちに向けて、連載『幼子マンガ』の著者・栗生ゑゐこさんがイラストを担当した子育て指南書が発売されました。

その名も、『忙しいママでもイラストでわかる! ウチの子の才能がグングン伸びる0歳から10歳までの子育て習慣』。日本キッズコーチング協会の理事長を務める竹内エリカ先生が監修されています。

この連載では、"10歳までに始めたい子育て習慣"について、栗生さんのイラストと本の内容の一部をご紹介。1回目は「『この子の短気な性格は生まれつきだ』と理解して、子どもの個性を伸ばす」です。

実は赤ちゃんの頃から生まれつきの性格がある

竹内先生によれば、「初めて赤ちゃんのタイプ分けをしたアメリカの心理学者は、140人の子どもの気質を分析し、活発さやゴキゲン度、喜び・悲しみの激しさなど9つの特徴があるとした」とのこと。また65%の子は3タイプに分けられる(残りの35%は混合型)とも言っているそうです。

赤ちゃんにあった環境を整えよう

「『言うことを聞かない子だな……』と思ったとき『私の育て方が悪いのかも』と考えてしまいがちですが、生まれ持った気質に合った育て方をすれば、解決する場合が多いです」と竹内先生。「お兄ちゃんは育てやすかったけど、弟は手がかかる……」といったお悩みも、解決の糸口が見えてくるかもしれないといいます。

そして大事なのは「性格のよい面と悪い面は表裏一体で、優劣をつけるものではない」ということ。自分を責めるのではなく、「もともとこの子はこういう性格なんだ」と前向きに受け入れてあげることから始められるといいですね。