今回のおつまみは北海道の郷土料理「鮭のちゃんちゃん焼き」のアレンジです。柚子をプラスして、爽やかな風味を加えました。
鮭のちゃんちゃん焼きは、鮭の切り身を鉄板の上で野菜と一緒に蒸し焼きにし、味噌で味付けして食べる料理です。豪快でビールや焼酎が合いそうな料理ですが、意外にも野菜をたくさん食べられるヘルシーレシピでもあります。
「柚子味噌ちゃんちゃん焼き」
材料(1人分)
キャベツ 150g / 人参 20g / ブロッコリー 50g / 長ネギ 1/2本 / 柚子(皮も果汁も使用) 約1/4個 / 鮭切り身 1~2枚(100g前後) / 塩・胡椒 適量 / サラダ油 大さじ1 / 粉チーズ 適量
A(白味噌 大さじ1と1/2 / 砂糖 大さじ1 / 日本酒 大さじ1 / マヨネーズ 大さじ1)
つくり方
1. キャベツは太い葉脈を切り取ったあと一口大にザクザク切り、葉脈は縦に薄くスライス。人参は皮をむいて薄くスライス、ブロッコリーは小房に分け、茎は薄くスライスしておく。長ネギは斜めに薄く切る。柚子は、まず半分(1/8個分)の皮(黄色い部分)を薄く切り取り、千切りに。2. 柚子味噌ダレをつくる。Aの調味料を混ぜあわせ、柚子の皮の残り1/8個分を卸し金で、黄色い部分だけすりおろして混ぜる。
3. 鮭の切り身に軽く塩・胡椒を振っておく。フライパンにサラダ油を入れて強火で加熱、フライパンが熱くなったら、鮭の皮目から焼く。
4.鮭はフライパンの片方に寄せ、あいている所でブロッコリーの茎、人参、長ネギ、キャベツの順に入れて炒める。
5.野菜に軽く火が入ると、鮭にも半分くらい火が入っているので、鮭をそっと裏返す。その後、2の柚子味噌ダレを回しかけ、ブロッコリーを入れて蓋をする。火力を中火から弱火に落とし、2分間蒸し焼きに。
6.2分経ったら火を消し、蓋をあける。胡椒を振り、柚子の果汁を好みで搾り掛ける。さらに野菜と鮭を盛り付け、フライパンに残ったタレを回しかける。その後、粉チーズを振り、最後に1の刻んだ柚子の皮を散らして完成。
柚子の爽やかな風味で、野菜と鮭もさっぱりたくさんいただけます。一緒に飲むのは料理に使った残りの柚子を浮かべた柚子焼酎。爽やかが体に沁み渡りました。
著者プロフィール
筋肉料理人こと藤吉和男
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。
超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。