夏の暑さもピークを過ぎ、少し涼しくなってきたのでキャンプに行こうと考えている人も多いのでは? そんな中、数年前から注目されているのがグランピング。各地でグランピング施設が増えてきています。王道のキャンプと、トレンドのグランピング。どちらか悩んでいる人に向け、それぞれのメリットとデメリットを調査しました。さらに、全国のおすすめ施設もご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
「グランピングVSキャンプ」メリット・デメリット
今回も、全国のマイナビ会員20~50代の男女300人にアンケート。まずは、近年人気が出ているグランピングについて調査! どれぐらいの人がグランピングを経験しているのか調べてみました。
Q.グランピングに行ったことがありますか?
「グランピングに行ったことが「ある」と回答した人は32%でした。グランピングが注目され始め、施設数が一気に伸びたのはここ5、6年ほどのこと。その中でこの割合は高いのではないかと思います。
Q.キャンプに行ったことがありますか?
一方、キャンプに行ったことがありますか? という質問に対して行ったことが「ある」と回答した人は77%と非常に高い割合に。さすがレジャーの王道というところでしょうか。
実際に行って経験しないとわからないことはたくさんあるはず。グランピングとキャンプ、それぞれの魅力は何でしょうか。経験者にメリットとデメリットを聞いてみました。
まずはそれぞれの満足度を発表。
Q.グランピングに行った時の満足度は?
Q.キャンプに行ったときの満足度は?
どちらも満足度は高いですが、普通以下と回答したのはグランピングが11%に対し、キャンプは30%以上という結果に。実際に行ってみての満足度はグランピングの方が高いといえます。
次に行ってみてイマイチだったと感じる点を調査しました。
Q.グランピングのイマイチなポイントは?
グランピングで多かったのは「アクセスの悪さ」や「混雑」。グランピング施設は増えてきているとはいえ、まだまだアクセスの良いところに少なく、数に限りがあることから人気の場所は混雑するケースが多いのが現状です。
また、キャンプに比べるとコストは高めで、時にはシティホテルよりも高くなることも……。「準備や片づけが大変」を選んだ人や、「施設の設備」を選んだ人も費用対効果からそのような不満を感じているのかもしれませんね。
設備はグランピング場によって大きく異なるため、きちんと調べていかないと忘れものや準備不足を感じる原因に。予約する際や、出かける前にはしっかりと確認をしておきましょう。
Q.キャンプのイマイチなポイントは?
キャンプでのストレスは、「準備や片付けが大変」がダントツでした。年に何度も行くという人は少ないからこそ、初めてキャンプに行く人はもちろん、経験者でも物の買い忘れなど発生することが多いようです。そのため、準備や片づけを大変と感じることが多いのかもしれません。
グランピングもキャンプも魅力は様々。行く目的やメンバーにあわせてどちらにするか決めてみてはいかがでしょうか。
では最後に、おすすめのグランピング施設とキャンプ場を紹介します!
全国のおすすめグランピング施設
■Private Garden(千葉県)
東京から1時間半、自然の中にあるグランピング施設「Private Garden」。毎日限定5組で混雑が少ないのが特徴です。コンセプトの違う5つの宿泊施設の中でも特に人気なのはツリーハウス。ハンモックでゆったりとした時間を過ごすことができ、夏にはプールも使えます。
スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドも車で5分ほど行け、テントにはエアコンを完備しているので、自然の中にありながら利便性も良い施設です。
■グランシャリオ北斗七星135°(兵庫県)
淡路島のニンゲンノモリに併設されているグランピング施設「グランシャリオ北斗七星135°」。子供が遊べるアスレチックや動物とのふれあい、自然体験ができるプログラムなど朝から晩まで楽しめます。
さらに食事はプロのシェフがプロデュース。トリートメントサロンもあるので、ちょっと贅沢なグランピング体験が可能。もちろん、清潔感◎。準備や片付けが不要なのもうれしいところ。大人から子供まで満足できる施設です。
■カームラナイハーバー(宮崎県)
宮崎県の日南エリア、海に面してグランピングができる施設「カームラナイハーバー」。宿泊場所はコテージとテントから選べ、最大8名まで宿泊可能。レストランもあり手ぶらで楽しめるのが特徴です。
ダイビングやシーカヤック、SUPなどマリンスポーツ未経験者でも挑戦できるアクティビティがそろっており、家族旅行にぴったりです。
全国のおすすめキャンプ場
今回はキャンプ初心者でも安心な車で乗り入れ可能、水道やトイレが管理されているオートキャンプ場を紹介します。
■日光だいや川オートキャンプ場(栃木県)
敷地内にレストランやジェラート屋さん、アスレチックもある「日光だいや川オートキャンプ場」。
ゴルフ場も併設されており、とても広くゆったりと過ごすことができます。また、公営なので価格が安いのもポイント。近くにスーパーがあるので忘れ物をしても安心です。自然あふれるこちらのキャンプ場は6、7月にはホタルも見られるので、今年の夏だけでなく来年も訪れたいですね。
■十二坊温泉オートキャンプ場(滋賀県)
源泉掛け流しの温泉や岩盤浴があり、通年楽しめる「坊温泉オートキャンプ場」。夏には室内温泉プール、秋はハイキングなどアクティビティも季節ごとに異なり、四季折々の楽しみ方ができます。
また、テントだけでなく、キャビンからも選べるのでテントに抵抗がある人でもキャビンを使って宿泊が可能です。
■岩屋公園キャンプ場(鹿児島県)
ロッジ、キャビン、テントから宿泊施設を選択できる「岩屋公園キャンプ場」。テントの持ち込みもOKで自分にあったスタイルのキャンプを楽しむことができます。
桜・ホタル・紅葉とシーズンごとに違った魅力をもち、万之瀬川の流れを利用した自然流水プールがあるなど自然と安全に配慮された作りになっています。キャンプ場ではカヌーやレンタサイクルも可能。キャンプファイヤーも楽しめます。
いかがでしたか? 暑さが落ち着くこれからの季節。グランピングとキャンプ、それぞれに違った楽しみ方があることが分かりましたね。アウトドアが苦手な人も、設備の整った施設を探したり、オートキャンプ場などを利用したりして、今年の夏に経験できなかった体験をしてみてはいかがでしょうか。