通勤手段として、毎日多くの人々が利用している列車。乗っている時間も過ごし方も人それぞれ異なるが、皆さんは普段、おもに何をして過ごしているだろうか。今回はマイナビニュース会員1,300名のうち、通勤で列車を利用する812名を対象に、通勤列車で移動中の過ごし方について聞いてみた。
Q. 朝夕の通勤などで列車を利用しますか?
- 利用する 812人(62.5%)
- 利用しない 488人(37.5%)
Q.(「利用する」と答えた人)自宅から勤務先までの通勤時間はどのくらいですか?
- 1位 30分~1時間未満 404人(49.8%)
- 2位 1時間以上~1時間半未満 193人(23.8%)
- 3位 30分以内 119人(14.7%)
- 4位 1時間以上~2時間未満 76人(9.4%)
- 5位 2時間以上 20人(2.5%)
Q.通勤列車の車内では、おもにどんなことをして過ごしていますか?(自由回答)
スマホを見る
- 「スマホを見ている時間がほとんど」(56歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
- 「スマホでゲームをするかアンケートの回答をしている」(36歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
- 「スマホでスケジュールを見たり、ワンセグ放送やデジタル文庫本を閲覧したりします。それでも時間を持て余す場合はスマホに保存してあるゲームの続きをして時間を過ごします」(50歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
- 「スマホでインターネット閲覧やメール、動画視聴をして楽しんでいる」(54歳男性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
寝る
- 「なるべく眠っている」(43歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連)
- 「ラジオを聴きながら居眠りしている」(37歳男性/コンピューター機器/営業関連)
- 「朝は半分以上寝ています、帰りはスマホを触っているか考え事をしています」(48歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
- 「音楽かラジオを聴きながら仮眠をとっている」(55歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)
本や雑誌を読む
- 「座ることができたら、本を読んで過ごしている」(43歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
- 「座れても、立っていても、文庫本を読んでいます」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
- 「座っているときは新聞、雑誌を読む。立っているときは音楽を聴く」(57歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
音楽を聞く
- 「携帯音楽プレーヤーで音楽を聴く」(56歳男性/教育/専門サービス関連)
- 「音楽を聴いています~」(37歳男性/官公庁/その他・専業主婦等)
- 「Hey!Say!JUMPの曲をエンドレス」(27歳女性/その他/その他・専業主婦等)
語学や試験勉強
- 「検定試験のテキストを読む」(42歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
- 「英語オンライン学習」(44歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
- 「英会話を聞いている」(53歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
窓の外を眺める
- 「混んでいるため何もせず外を眺めて過ごしている」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
- 「ボーッと景色をみて過ごしている」(41歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
- 「乗り物酔いをするので、いつも外を眺めている」(37歳女性/その他/その他・専業主婦等)
その他
- 「スリに遭わないよう片手は鞄に、もう片手で釣り革を持って目を閉じている」(48歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
- 「朝は通勤ラッシュ状態なのでひたすら耐える。帰りは座れるのでうとうとしている」(53歳男性/総合商社/営業関連)
- 「電車内広告をみている」(35歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
総評
男女1,300名中、朝夕の通勤などで列車を利用すると答えた人は812名で全体の約6割だった。自宅から勤務先までの通勤時間は「30分~1時間未満」と答えた人が400人以上で最も多く、次に多かったのが「1時間以上~1時間半未満」で、以下、「30分以内」「1時間以上~2時間未満」が続いた。わずかながら2時間以上かけて通勤している人もいた。
列車内での過ごし方で多かったのは「スマホを見る」で、とりわけニュースサイトをチェックするという人が多かった。他にもポイントサイトでのお小遣い稼ぎや、ゲームや動画鑑賞、SNSのチェック、ネットショッピングなど、スマホのおかげで退屈せずに過ごせているようだ。
試験勉強や語学学習など、通勤時間を勉強に充てているという人も。忙しいビジネスパーソンにとって、通勤時間は貴重なスキマ時間なのかもしれない。さらに「ひたすら寝ている」と答えた人もいた。「睡眠不足の解消」ということだが、ある研究によれば、短時間の仮眠でも睡眠不足の解消に効果があるそう。寝不足や朝が弱い人にとっては、これが最も幸せな過ごし方なのかもしれない。
他にもFXや副業の準備、人間観察、トレインチャンネルを見るといったさまざまな回答が寄せられた。満員の電車内はストレスを感じやすい空間だが、色々と工夫しながら、自分に一番あった時間の活用法を見つけたいものだ。
- 調査時期 : 2017年10月2~7日
- 調査対象 : マイナビニュース会員
- 調査数 : 男女1,300名
- 調査方法 : インターネットログイン式アンケート
※写真は本文とは関係ありません