新幹線の座席を選ぶ際、とくに自由席と指定席のどちらを選ぶかは意見の分かれるところだろう。そこで今回は、新幹線を利用するマイナビニュース会員516名を対象に、新幹線ではおもに自由席・指定席のどちらを利用するか、その理由も尋ねてみた。
Q. 新幹線は利用しますか?
- よく利用する : 124人(12.4%)
- ときどき利用する : 392人(39.2%)
- あまり利用しない : 436人(43.6%)
- 利用したことがない : 49人(4.9%)
Q. 新幹線の座席はおもに指定席・自由席のどちらを利用しますか?
- 指定席(グリーン車も含む) : 279人(54.1%)
- 自由席 : 237人(45.9%)
「指定席」を選んだ人の意見
安心感がある
- 「席をきちんと確保し、安心してゆったり行きたいから」(34歳女性/食品/事務・企画・経営関連)
- 「席が決まっているので安心」(59歳男性/サービス/営業関連)
- 「混雑度合いが読めないので、安心感を得たいが為にいつも指定席を購入する」(34歳男性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
快適性重視
- 「快適性が全然違うから」(27歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
- 「少なくとも2時間ほどは乗るので、少しの負担で座ることができるのであれば快適さを重視したい」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
- 「自由席の座席確保に労力とストレスがかかるので、指定席でゆったり乗車したいため」(44歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
さほど値段は変わらないから
- 「自由席との値段の差があまり無い」(32歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
- 「どちらも価格がそれほど変わらないから」(32歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
- 「料金の差額は少なく、座席確保のストレスを完全に軽減することができるから」(57歳男性/その他金融/営業関連)
立つのは嫌だから
- 「遠距離を自由席で立ちたくないから」(54歳男性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
- 「立って乗ることになったら嫌なため」(33歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
- 「長時間立つことは嫌なため、また小さい子供も一緒に連れて行くことが多いため、指定席を予約する方が格段に便利だと思う」(41歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
その他
- 「わちゃわちゃしているのが苦手なので」(33歳男性/食品/事務・企画・経営関連)
- 「座れないのが嫌だしグリーン車は一度乗るとはまる」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
- 「指定じゃないと安くできない裏技があるから」(34歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)
- 「プライベートで新幹線を利用する場合は自由席にすることが多いですが、仕事で利用する場合は移動中にノートパソコンを使用したりしますので、指定席を利用することが多いかなと思います」(51歳女性/サービス/その他・専業主婦等)
「自由席」を選んだ人の意見
少しでも安く乗りたい
- 「単純に少しでも安く利用したいので」(61歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
- 「値段の安さを重視していますので、必ず自由席を利用するようにしています」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)
- 「指定席は高いので自由席にしているが、本当は指定席に座りたいと思っている」(36歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
- 「グリーンは自分には高すぎる。自由がなければ指定も買うが、やはり安いにこしたことはないです」(58歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
自由席でも座れるから
- 「始発なので自由席でも座れるから」(33歳女性/不動産/その他・専業主婦等)
- 「地方に行くときは自由席が空いていることが多い」(36歳男性/専門店/販売・サービス関連)
- 「いつも空いている時間帯に乗るから」(47歳男性/その他/その他・専業主婦等)
- 「座れないような混雑したときに利用することがあまりないので、指定席の利用はありません」(55歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
途中で席を移動できる
- 「隣に変なのが来ても席を移れる」(58歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
- 「指定席は必ず座れるが、隣が良い人だとは限らないので自由席にする場合が多い。当然、出費節約も兼ねている」(48歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
- 「一度指定席で隣とトラブルになったから」(48歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
- 「安いから。タバコが嫌いで隣にタバコ臭い人がきたら自由に席がかわれる。指定席だとできない」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)
会社の指示で
- 「会社の経費で自由席でないといけないから」(43歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
- 「出張では自由席の料金しか精算できない」(44歳男性/食品/その他技術職)
- 「出張旅費で指定席は認められていない」(52歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他技術職)
移動できれば十分
- 「あまり気にならないから、乗るだけなら」(46歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
- 「出張等でない限り、移動出来れば良いという考えから、空いてたら座るし空いてなければ立ちでも苦ではない」(32歳男性/その他/その他・専業主婦等)
- 「移動のためだけに使用するので、自由席で十分と考えているため」(31歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
総評
今回のアンケートでは、指定席(グリーン車も含む)を選んだ人が半数を超え、自由席を選んだ人を上回る結果となった。指定席を選ぶ理由として「確実に座りたい」との回答が最も多く、必ず座れるという安心感があるとのこと。「自由席で座れないと地獄」「立って移動するくらいなら高速バスを予約する」という意見もみられた。
指定席と自由席とでは「差額がそれほど変わらない」という声も。基本的に指定席と自由席の料金の差額は520円(時期や区間により異なる)のため、「数百円の差なら指定席を取りたい」とのこと。「いい仕事をするためにはストレスがたまらないような投資が必要だ」といった意見もみられたが、仕事の出張等で新幹線を利用する人にとっては、料金が少し高くても移動の疲れを残さないことが重要なのかもしれない。
自由席を選んだ人からは「安いに越したことはない」といった意見が寄せられた。「移動にかかるコストは最小限にしたい」「目的地に着きさえすれば同じ」といった声も。とりわけ始発駅から乗車する場合は座れる確率も高いため、指定席を取る必要性をあまり感じないようだ。途中で席を移動できることや、乗車日当日ならどの時間帯の新幹線にも乗れるといった融通が利く点も自由席のメリットとして挙げられた。
- 調査時期 : 2018年2月14日
- 調査対象 : マイナビニュース会員
- 調査数 : 男女1001名
- 調査方法 : インターネットログイン式アンケート
※写真はイメージであり、本文とは関係ありません。