広島電鉄といえば、テレビドラマ『西部警察 PART II』で放映された電車爆破シーンも有名で、同作品を語る上で欠かせない"伝説"と化している。このシーンに使用された車両は750形(766号)で、広島電鉄の車両紹介ページにも『西部警察』に関する記述が。爆破された車両は現存しないが、750形はいまも6両が活躍している。
列車情報
広島電鉄 750形
基本情報
現存する6両は1940(昭和15)年および1950(昭和25)年に製造された。元大阪市交通局の車両で、大阪市電の廃止を前に、1965~1968年にかけて広島電鉄が購入している。路面電車としては大型で、定員も94人(座席数40人)と、後に新造された700形や800形より若干多い。750形は現在も市内線で活躍を続けている。
なお、750形は現存する車両のほかに1929(昭和4)年製の車両も存在した。うち2両が無蓋貨車に改造されて貨50形に改められ、花電車として運行されている。