通勤電車用に改造された京急2000系。赤い車体に細い白帯の塗装になった

横浜方面から羽田空港駅へ向かうエアポート急行に使用される京急2000形。いまは3扉で通勤電車用の塗装となり、車内もロングシート主体となったが、かつては2扉クロスシートで、おもに快速特急(快特)に使用される京急の看板車両だった。1月下旬より、登場時の塗装(赤い車体に窓回りが白)を復元した編成が運行開始する。

列車情報

京急電鉄 2000形

基本情報

1982(昭和57)年12月に登場し、斬新なデザインやクロスシートの快適な車内設備が評価され、翌年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した車両。後継車の2100形が登場するまで、京急の看板車両として活躍した。当時は2扉で、「赤い車体に窓回りが白(アイボリー)」という塗装だった。2000形は72両製造されている。

1998年から2000年にかけて改造工事が行われた。3扉となり、車内もドア間の座席がロングシートに。あわせて通勤電車用の塗装(赤い車体、窓下に細い白帯)に変更された。

一部車両の廃車も始まり、現在は60両(8両編成6本、4両編成3本)が在籍。うち8両編成1本(車号は2011~2018)について、「京急2000形登場30周年 リバイバル塗装」を実施し、デビュー当時の塗装で2013年1月下旬より運行されることになった。