国鉄色の117系S11編成を使用した普通列車が東海道本線を走る

117系を使用した普通列車3202F(大垣行)の通過から1時間後、同じく117系の普通列車3206F(大垣行)が通過。8両編成のうち、前4両は国鉄時代のカラー(クリーム地にマルーンの帯)に戻ったS11編成が使用されていた。JR東海の117系は、春のダイヤ改正を機に定期列車からの引退を予定している。

列車情報

JR東海 117系

基本情報

117系は国鉄時代、京阪神地区の東海道本線・山陽本線で運行される新快速用の車両としてデビュー。1982(昭和57)年より東海地区にも投入され、快速「東海ライナー」として活躍した。京阪神地区・東海地区ともに大手私鉄と競合することから、スピードアップだけでなく、車内に転換クロスシートを配置するなど輸送サービス向上に大きく貢献した。

現在、JR西日本の車両は岡山地区や和歌山地区などで快速・普通列車に使用されている。JR東海の車両はおもに名古屋近郊の快速・普通列車に使用されてきたが、313系の新製投入にともない、置換えが進んでいる。JR東海は2013年3月16日のダイヤ改正に関連して、117系の定期列車からの引退を発表した。