211系といえば、やはり「湘南色」の帯の印象が強い

「湘南色」(オレンジとグリーン)の帯を巻いた211系が高崎線を走行する。少し前まで当たり前に見られる光景だったが、同路線では今年9月からE233系の投入が始まっており、置換えの対象となった211系は急速にその数を減らしている。高崎線を走る211系の姿も、あっという間に過去のものになってしまうかもしれない。

列車情報

JR東日本 211系

基本情報

211系は国鉄近郊形電車113系・115系の後継車として、国鉄末期の1986年にデビュー。JR東日本においては東海道線、高崎線、宇都宮線を中心に活躍し、2階建てグリーン車も連結された。2006年から一部の編成が房総地区の各路線へ転用され、従来の帯色(オレンジとグリーン)とは異なるイエローとブルーのカラーが採用されている。

JR東日本の211系は現在、新型車両の投入にともない置換えの対象に。2014年度に予定される東北縦貫線(東京~上野間)開業に向け、東海道線、高崎線、宇都宮線ではE233系の増備が続いており、すでに東海道線での211系の運用は消滅した。房総地区の211系もすべて209系に置き換えられる計画となっている。