阪和線で活躍する205系0番台の中には、スカイブルーの帯に戻った編成も。205系1000番台と同じ帯色だが、編成数や窓の大きさに加え、0番台では車体前面の帯にオレンジのラインが2本入っており、1000番台と見分けるポイントとなっている。JR京都線・JR神戸線で活躍した頃の帯色のまま残る0番台も、やがてスカイブルーに変更されるかも……。
車両情報
JR西日本 205系
基本情報
直流通勤形電車205系は、国鉄時代の1985年、201系の後継車両として登場。車体は軽量ステンレス製で、塗装が不要なことからメンテナンスが大きく軽減された。また、界磁添加磁制御を採用したことで、比較的簡単な機器構成で、ブレーキのエネルギーを有効に利用できる電力回生ブレーキの装備が可能となったという。
山手線の車両としてデビューした後、埼京線や横浜線、南武線、京阪神緩行線など活躍の範囲を広げていった。JR東日本では1,000両を超える主力車両のひとつとなり、相模線には車体前面のデザインが異なる500番台が登場したほか、改造車も多い。JR西日本では現在、阪和線で1000番台などが活躍している。