9300系に置き換えられるまで、阪急京都線の特急を中心に活躍した6300系。現在も快速特急「京とれいん」として、土日祝日に梅田~河原町間で1日4往復走っている。車体に京都の四季を感じさせるラッピングを施し、車内も京都の町家をイメージした内装に改造されたという。6300系はその他、嵐山線でも活躍している。
車両情報
阪急電鉄 6300系
基本情報
阪急京都線の特急用車両として、1975年にデビュー。片側2ドアの車体で、車内の座席に転換クロスシートを採用したのが特徴。外観は同社伝統のマルーンの車体を継承しつつ、屋根付近にアイボリーの塗装を施し、車体正面のライトの部分にステンレスの飾り帯を配している。1976年、鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。
京都線では2003年以降、9300系による特急用車両の置換えが進み、6300系は2010年までに特急運用を終了。一部編成はリニューアルされ、2009年から嵐山線での運用に就いている。2011年には、6300系1編成を改造した「京とれいん」がデビューした。