名古屋近郊の東海道本線に新快速が登場したのは1989(平成元)年。この新快速に使用される車両としてデビューしたのが311系だったという。1990年代、311系の新快速といえば、JR東海の名古屋近郊区間における"主役"のイメージだったが、いまは313系にその座を譲り、311系は普通列車の運用が中心となっている。
車両情報
JR東海 311系
基本情報
311系は1989(平成元)年、名古屋近郊の東海道本線で運行される新快速用車両としてデビュー。車体は211系をベースとした軽量ステンレス構造で、JR東海のコーポレートカラーであるオレンジ色の帯を配した。車体前面は曲面ガラスや角型ライトを採用。車内の座席に転換クロスシートを採用し、従来車両よりグレードの高い仕様とした。
同車両は後継となる313系によって置き換えられるまで、新快速を中心に運用されていた。現在はおもに名古屋近郊の東海道本線の普通列車などで活躍している。