キハ125形の普通列車が久大本線を走る。イエロー1色の車体が特徴のディーゼルカーで、今年でデビューからちょうど20年を迎えた。「イエロー1色」といえば、最近は中国地方で活躍する濃黄色の単色塗装の近郊形電車も有名だが、キハ125形では明るいイエローが採用されたこともあり、それらの車両とは異なる印象を受けた。
車両情報
JR九州 キハ125形
基本情報
JR九州の非電化路線における国鉄形気動車の置換えやワンマン運転の実施などを目的に、1993(平成5)年から製造開始されたという。新潟鐵工所(現・新潟トランシス)の「NDCシリーズ」のひとつとされ、0番台はイエロー1色の塗装が特徴。「Y-DC125」「YELLOW ONE MAN DIESEL CAR」といったロゴも配された。
現在、0番台はおもに久大本線・豊肥本線や唐津線・筑肥線非電化区間で活躍中。その他、元高千穂鉄道から購入した車両もキハ125形に編入(400番台)されており、日南線の観光特急列車「海幸山幸」で活躍している。