博多行の新幹線「こだま」に使用される500系8両編成

かつて16両編成で、東京~博多間「のぞみ」に使用された新幹線500系。現在は8両編成となり、山陽新幹線「こだま」や博多南線で活躍するのみだが、斬新なデザインはいまも色あせず、鉄道ファンや子供たちに人気の車両だ。この500系がモデルの山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」も登場している。

車両情報

新幹線 500系

基本情報

1997(平成9)年3月に山陽新幹線新大阪~博多間でデビューし、後に東海道新幹線にも乗り入れ、東京~博多間の「のぞみ」で活躍した。ジェット機のような鋭い先頭形状で、未来を感じさせる流麗なスタイルに。最高速度300km/hの営業運転も実現した。デザイン・技術ともに高く評価され、1998年の鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。

その後、N700系のデビューが転機となり、500系「のぞみ」(16両編成)の運用は減少。2008年12月、新幹線0系の引退に合わせて8両編成の500系が登場した。「のぞみ」での定期運用は2010年2月28日をもって終了。現在の500系はすべて8両編成で、最高速度は285km/h。山陽新幹線「こだま」のほか、博多南線の列車にも使用される。