桑園~北海道医療大学間が電化されるまで、学園都市線の主力車両だったキハ141系。写真はキハ143-157(先頭車)、キハ143-156を含む3両編成で運転された石狩当別行普通列車。キハ143-156・キハ143-157の編成はワンマン化改造を受け、JR北海道でダイヤ改正が行われた10月27日より室蘭本線を中心に活躍しているとのこと。

列車情報

JR北海道 キハ141系

基本情報

旧50系客車を改造したディーゼルカーで、「キハ141系」はキハ141形、キハ142形、キハ143形、キサハ144形の総称。札幌近郊の路線として都市化が進んだ札沼線(学園都市線)に投入され、札幌~北海道医療大学間の列車などに使用された。

学園都市線の桑園~北海道医療大学間の電化が完成したのにともない、2012年6月1日より札幌~北海道医療大学間の列車の約7割が電車化。続く2012年10月27日のダイヤ改正で、同区間の全列車が電車化(石狩当別駅へ乗り入れる浦臼・新十津川方面の列車を除く)され、キハ141系は学園都市線から引退した。

キハ143形の一部車両はワンマン化改造され、室蘭本線東室蘭~苫小牧間の普通列車を中心に使用されるという。また、キハ141系の一部車両をJR東日本が購入し、C58 239号機牽引のSL列車の客車として使用する計画もある。