北陸本線を走る電車といえば、白地に青帯の「新北陸色」のイメージが強い。ちなみに「旧北陸色」もあり、ローズピンクにクリーム色の帯だったという。国鉄時代末期に「旧北陸色」が登場したものの、JR発足後に「新北陸色」に変更され、20年以上にわたって北陸本線の普通列車のイメージカラーであり続けた。
車両情報
JR西日本 475系・457系
基本情報
国鉄時代の1960年代から交直流急行形電車の開発が進められ、東日本の50Hz用車両451系、西日本の60Hz用車両471系をはじめ、出力増強型の453系・473系、抑速ブレーキを装備した455系・475系、50Hz・60Hzの両方に対応した457系が製造された。その後、急行運用の減少にともない近郊形化改造が実施され、おもに東北・北陸・南九州エリアで活躍。地域ごとに異なる塗装が採用されていた。
東北・南九州エリアの車両はすでに全廃されており、現在は北陸本線を中心に475系・457系が活躍しているという。ホワイトにブルーの帯を巻いた編成や、青の単色塗装に変更された編成のほか、国鉄時代の塗装を再現した編成も登場している。