10月13~14日の2日間、北陸本線では「475系国鉄色」車両による団体臨時列車が運行された。国鉄時代に製造された交直流急行形電車は、JR発足後も東北・北陸・南九州エリアで快速・普通列車に使用されたが、ここ数年で急速に廃車が進み、現在はおもに北陸本線金沢~直江津間で見られるのみ。一部車両は青の単色塗装に変更された。
車両情報
JR西日本 475系・457系
基本情報
国鉄時代の1960年代から交直流急行形電車の開発が進められ、東日本の50Hz用車両451系、西日本の60Hz用車両471系をはじめ、出力増強型の453系・473系、抑速ブレーキを装備した455系・475系、50Hz・60Hzの両方に対応した457系が製造された。その後、急行運用の減少にともない近郊形化改造が実施され、おもに東北・北陸・南九州エリアで活躍。地域ごとに異なる塗装が採用されていた。
東北・南九州エリアの車両はすでに全廃されており、現在は北陸本線を中心に475系・457系が活躍しているという。ホワイトにブルーの帯を巻いた編成や、青の単色塗装に変更された編成のほか、国鉄時代の塗装を再現した編成も登場している。