夏の日の夕方、札幌駅を発車して函館駅へ向かう特急「スーパー北斗」。同列車に使用されるキハ281系は、JR北海道初の振子式気動車で、ブルーヘッドの車体が特徴。なお、「スーパー北斗」は11月1日以降、5往復の運転に。最高速度は時速120kmとなり、最速達列車の函館~札幌間における所要時分は3時間26分になるという。
車両情報
JR北海道 キハ281系
基本情報
函館~札幌間の特急「北斗」の高速化用車両として開発され、1992年に試作車が登場。約2年間の試験を経て量産車が登場し、1994年3月改正から特急「スーパー北斗」で営業運転を開始した。JR北海道初の振子式気動車として、曲線の多い路線での高速化を図り、従来の「北斗」と比べて約30分の時間短縮を実現。その後の同社の振子式気動車にも、キハ281系の技術が採用されたという。1995年、鉄道友の会ローレル賞に選定された。