特急「(ワイドビュー)南紀」が紀勢本線を疾走する

キハ85系4両編成(先頭車は貫通型)による特急「(ワイドビュー)南紀」。関西本線、伊勢鉄道線、紀勢本線を経由し、名古屋~新宮・紀伊勝浦間を結ぶ列車だ。なお、キハ85系は10月1日から11月30日まで、伊勢神宮の式年遷宮に合わせて名古屋~伊勢市間で運行される急行「いせ」にも使用されるという。

車両情報

JR東海 キハ85系

基本情報

キハ85系はJR東海の発足後、最初に開発された特急用車両。高山本線を走る特急「ひだ」のスピードアップとサービス向上を目的に製造され、大出力エンジンを採用して営業最高速度を時速120kmとし、車体は軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)となった。先頭車は非貫通型・貫通型の2つの形状があり、増結も可能となっている。

ハイデッカーと大型窓により、車内から景色を楽しめるのも特徴とされており、JR東海における"ワイドビュー"特急の先駆けとなった。キハ85系は現在、L特急「(ワイドビュー)ひだ」や特急「(ワイドビュー)南紀」などで活躍している。