久留里線を走るキハ38形は国鉄末期に製造された車両で、水平に配置された前照灯・尾灯やブラックフェイスなど、同時期に製造された車両にも通じる特徴的なデザインに。この車両も新型車両キハE130形の投入にともない運転終了となる。なお、12月1日に久留里線久留里駅にて「旧型キハさよならセレモニー」が実施されるとのこと。

列車情報

JR東日本 キハ38形気動車

基本情報

国鉄末期となる1986年以降に製造されたディーゼルカーで、キハ35系の一部車両の置換えを目的に八高線に投入されたという。車体構造はキハ37形の設計を基本としているが、混雑時に対応するため片側3ドアに。1996年の八高線八王子~高麗川間電化、非電化区間への新造気動車導入にともない、キハ38形は久留里線へ転用されている。

久留里線ではオリジナル塗装が施され、片運転台のためキハ37形やキハ30形と組んで運転されることも多かった。12月1日より久留里線に新型車両キハE130形が導入され、この日をもってキハ30形、キハ37形、キハ38形の3形式は運転を終える。