全国の路面電車で導入が進む超低床車両。北海道の函館市電でも、「らっくる号」の愛称が付けられた超低床電車9600形2編成が活躍している。函館市電は今年、開業100周年を迎えた。「らっくる号」の車体側面にも、「百 1913-2013」とデザインされた「100周年ロゴ」がラッピングされている。
車両情報
函館市企業局交通部 9600形「らっくる号」
基本情報
函館市電の部分低床電車8101号車(8100形)の技術と経験を生かし、ユニバーサルデザイン仕様として設計された次世代型路面電車で、愛称は「らっくる号」。2007年3月に9601号車が営業運行を開始し、2010年3月には9602号車が加わった。乗降りや車内の移動がスムーズにでき、冷暖房も完備した2連接型の車両だ。なお、函館市電は「低床電車時刻表」(谷地頭・函館どつく前方面および湯の川方面)を作成しており、超低床電車9601号車・9602号車、部分低床電車8101号車のいずれかの電車で運行されるとのこと。