同じE257系でも、先頭車が違うだけで車両そのものへの印象も変わる

前回は特急「かいじ」を紹介したので、今回は特急「あずさ」を。非貫通タイプ先頭車は0番台のみ。基本編成の松本側と、付属編成の新宿側がこの形状だという。特急「スーパーあずさ」「あずさ」は大半が新宿~松本間の運行だが、千葉駅を発車し、中央本線・大糸線経由で南小谷駅まで走る「あずさ3号」のような列車も存在する。

車両情報

JR東日本 E257系

基本情報

E257系は中央本線経由の特急「あずさ」「かいじ」に使用される0番台と、房総方面の特急「わかしお」「さざなみ」「しおさい」「あやめ」に使用される500番台があり、ともに従来の国鉄形特急用車両を置き換える目的で投入された。

0番台は2001年12月デビュー。E653系やE751系の基本構造に加え、E231系で採用した技術も導入したという。5色の菱形模様が配された白い車体で、先頭車は非貫通タイプ・貫通タイプの2種類がある。500番台は2004年10月デビュー。先頭車は貫通タイプで、基本は5両編成だが、2編成連結して10両編成での運行も可能。255系と同じくホワイトとブルーを基調とした車体で、車体前面やドアにイエローを配した。