長野電鉄に譲渡された「スノーモンキー」が、特急「成田エクスプレス」時代の外観を維持しているのに対し、新宿駅から東武日光線・鬼怒川線へ直通運転を行う253系1000番台は、日光をイメージしたという車体カラーに変更された。特急「日光」「きぬがわ」に使用され、東武鉄道の特急スペーシアとともに日光・鬼怒川方面への輸送を担う。
車両情報
JR東日本 253系
基本情報
253系は1991(平成3)年、成田空港駅の開業に合わせ、特急「成田エクスプレス」用の車両として登場。車体前面に赤を取り入れた目を引く外観デザインが特徴で、運転時間短縮のための試みも多く採用され、翌1992年に鉄道友の会ローレル賞に選定された。その後、E259系の投入にともない、2010年6月に「成田エクスプレス」での運用を終えた。
2011年4月からは、253系200番台をリニューアルした車両(1000番台)が、新宿駅から東武日光・鬼怒川温泉方面を結ぶ特急「日光」「きぬがわ」に使用されている。赤と朱色に黄色の帯を配した車体カラーとなり、車内は全席普通車となったが、シート間隔が1,100mmに拡大され、広々とした座席配置となったという。