かつて山陽新幹線において、「のぞみ」に次ぐ速達列車という位置づけだった「ひかりレールスター」。九州新幹線が開業し、N700系を使用する「みずほ」「さくら」が登場して以来、すっかり影が薄くなってしまった気がする。現在は山陽新幹線内で運転される「こだま」や、博多南線の列車がおもな活躍の場となっている。
列車情報
新幹線 700系「ひかりレールスター」
基本情報
700系はJR東海とJR西日本の共同開発で誕生した車両で、1999年3月より運転開始。同車両をもとに、4列シート、オフィスシート、サイレンス・カー、コンパートメントなど車内設備のグレードアップを図り、従来とは異なるカラーリングを施したのが「ひかりレールスター」(700系7000番台)で、2000年3月より運転開始した。
過去には毎時1~2本が運行され、山陽新幹線内で「のぞみ」に次ぐ速達列車とされてきた「ひかりレールスター」だが、「のぞみ」の増発や九州新幹線全線開業などの影響を受け、本数が激減。2012年3月以降、同車両を使用する「ひかり」は上り1本のみとなった。なお、サイレンス・カーは2011年3月でサービスを終了している。