6000系のデザインはその後の7000系8000系にも受け継がれた

JR常磐線を走る東京メトロ6000系の代々木上原行(2012年3月撮影)。斬新なデザインで約40年間にわたり活躍を続けた6000系も、現在は16000系による置換えで廃車も発生している。写真の編成(6133F)も後に廃車となり、インドネシアへ譲渡されたという。

車両情報

東京メトロ 6000系

基本情報

営団地下鉄時代の1971(昭和46)年に開発された。次世代を担う車両として、左右非対称の斬新な前面デザインとなったほか、世界で初めてアルミ車体と回生ブレーキ付サイリスタチョッパ制御装置を採用しており、省エネ車両の先駆けとされた。1972年に鉄道友の会ローレル賞を受賞している。

「20年以上経過しても陳腐化しないこと」を考慮して制作されたとのことで、いまも車両更新を受けた車両が、東京メトロ千代田線をはじめ、相互直通運転を行うJR常磐線・小田急線で活躍中。一方で千代田線用の新型車両16000系による置換えも進んでいる。