近鉄2610系(前4両)など6両編成で運行される宇治山田行の急行

前回紹介した5200系と同じ場所で、近鉄初の「L/Cカー」(ロングシートにもクロスシートにも転換可能なデュアルシートを備えた車両)2610系の走行シーンも見られた。写真では見づらいが、車体前面の窓下に「L/Cカー」であることを示すマークが入っている。

車両情報

近畿日本鉄道 2610系

基本情報

2610系は1972(昭和47)年に登場した車両で、1976年までに17編成が製造された。冷房装置付きの4扉車。デビュー当時、車内は4人掛けの対面式固定クロスシートで、近鉄大阪線・名古屋線の急行用車両の主力だったという。5200系の投入後、1991年からの車体更新工事で座席をロングシートに変更。1996年以降、一部の編成が「L/Cカー」に改造された。