札幌~網走間を5時間以上かけて走る特急「オホーツク」。明るいグレーにラベンダーカラーとグリーンの帯が入ったキハ183系を使用し、札幌・網走側の先頭車は国鉄時代からの非貫通型の車両が使われる。4両編成が基本だが、多客期には増結されることも。
車両情報
JR北海道 キハ183系
基本情報
国鉄時代の1979年に試作車が登場。当時、北海道の特急列車の主力車両だったキハ80系を順次置き換え、1986年頃までに北海道内の定期気動車特急列車はキハ183系に統一されたという。国鉄時代に登場した0番台は先頭車が非貫通の高運転台構造だったが、後に貫通型の100番台や500番台も登場し、観光列車に改造された車両も存在するなど、バリエーションに富んだ形式となっている。
デビューから30年以上が経過し、新型の特急形気動車も続々とデビューする中、キハ183系は現在も「北斗」「オホーツク」「サロベツ」などの特急列車で活躍している。