昨年4月にデビューした東京メトロ銀座線1000系が、2013年の鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。同社所属の車両は、2011年の16000系をはじめ、営団時代に6000系や01系がローレル賞を受賞したが、ブルーリボン賞は今回が初めて。全国の地下鉄車両においても初の快挙だという。なお、今年のローレル賞は「該当車なし」となった。
車両情報
東京メトロ 1000系
基本情報
東京メトロ銀座線で活躍している01系の後継車両として、2012年4月にデビュー。外観は1927(昭和2)年開業当時の車両1000形をイメージし、レモンイエローを採用したレトロ調の車体に。操舵台車を導入して騒音・振動を減少させ、消費電力を抑えるために永久磁石同期モータ(PMSM)やLED照明を採用するなど、最新の技術も取り入れた。同車両は2013年、地下鉄車両としては初めて、鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。
銀座線では今後、2013年度までに12編成、2016年度までに全38編成が1000系に置き換えられる計画となっている。