早朝の時間帯、717系を3編成つないだ堂々たる編成の列車が姿を現した

今回紹介する写真は、2012年1月に撮影した717系6両編成による日豊本線鹿児島中央行普通列車。2両が基本だった717系も、3編成つなぐとさすがに堂々たる編成に見えた。その後、717系による運用は減少の一途をたどり、今年再訪したときには鹿児島車両センターに留置された姿しか見ることができなかった。

列車情報

JR九州 717系200番台

基本情報

国鉄時代末期、交直流急行形電車の台車などを利用し、車体を新造した近郊形電車として、413系(交直両用、北陸地区へ投入)と717系(交流専用、仙台地区・南九州地区へ投入)が登場した。717系200番台は南九州地区で活躍した車両で、車体は先に登場した713系をベースにしているという。両開きドアを採用してデッキをなくし、車内はセミクロスシートに。

なお、南九州エリアではかつて、急行形電車の車体を用い、車両の中央に両開きドアを設けた717系900番台(現在は廃車)も活躍していた。