日豊本線鹿児島中央行の普通列車に使用される415系Fk514編成

鹿児島地区の鹿児島本線・日豊本線で、国鉄時代に製造された415系(普通鋼製車両)の普通列車も見られるようになった。写真のFk514編成は、かつて福岡近郊の鹿児島本線などで使用された車両。そのさらに前、国鉄時代には常磐線でも活躍していたという。

列車情報

JR九州 415系

基本情報

415系は1971年に誕生した形式で、50Hz(東日本)および60Hz(西日本)の両方の周波数に対応する交直流近郊形電車として開発された。当初は普通鋼製車両のみだったが、国鉄時代末期より製造開始された後期の車両(1500番台)は、211系と同様のステンレス車両となった。JR東日本では2階建ての普通車も1両試作された。

現在はJR東日本の常磐線・水戸線や、JR九州の各路線などで活躍している。JR九州では普通鋼製車両・ステンレス車両ともに現役で活躍しており、併結運転も可能。一方、JR東日本の車両はステンレス車両のみとなった。なお、これらの車両とは別に、JR西日本が七尾線用として、113系に交流機器を搭載し、415系に編入した車両(800番台)も存在する。