指宿枕崎線を走るキハ200系。かつて「なのはなDX」という列車も存在した

指宿枕崎線は全線非電化単線で、特急「指宿のたまて箱」に代表されるように観光路線のイメージが強いが、一方で鹿児島市内などへの通勤・通学の足であり、鹿児島中央~喜入間は列車本数も比較的多い。同路線では黄色い塗装のキハ200系も活躍しており、快速「なのはな」にも使用される。

列車情報

JR九州 キハ200系

基本情報

1991年より製造され、現在はJR九州の非電化路線を中心に活躍するディーゼルカー。最初に投入されたキハ200形は片側3ドア、片運転台の2両編成が基本で、車内は転換クロスシート。後に両運転台のキハ220形も製造された。製造年や用途などでさまざまなバリエーションがあり、ロングシートの車両、行先表示器にLEDを採用した車両も存在する。

デビュー当初、キハ200形は当時非電化だった篠栗線・筑豊本線に投入され、福岡市近郊の通勤輸送を担い、直方~博多間の快速「赤い快速」にも使用された。その後、指宿枕崎線の快速「なのはな」や、大村線経由で佐世保~長崎間を結ぶ快速「シーサイドライナー」などにもキハ200形が投入されている。