札幌駅へ向かう寝台特急「北斗星」の後追い。この写真を撮影したのは、当コラム第149回で紹介した「トワイライトエクスプレス」(札幌駅14時5分発)が走り去ってから約30分後。天候不良の影響を受け、定刻より約3時間遅れての札幌駅到着だった。
列車情報
寝台特急「北斗星」
基本情報
1988年3月、青函トンネルの開通とともにデビューした寝台特急。上野~札幌間約1,200kmをおよそ16時間かけて結ぶ。現在は1往復の運行となり、客車はJR東日本所属車両とJR北海道所属車両による混成編成(12両編成、うち1両は電源車)が使用される。現在、24系客車を使用する寝台特急は「北斗星」「あけぼの」などに残るのみとなっている。
デビュー当初から、「単なる移動手段ではなく、動くホテルのようなサービスをめざした」とのことで、シャワーを備えたA寝台1人用個室「ロイヤル」、A寝台2人用個室「ツインデラックス」、B寝台1人用個室「ソロ」、B寝台2人用個室「デュエット」などを用意。食堂車ではフルコースのフランス料理のディナーも楽しめるという。