かつて常磐線上野~土浦間の電車などで活躍した交直流通勤形電車E501系。現在はおもに常磐線土浦駅以北と水戸線に活躍の場を移している。京急電鉄の一部車両と同じく、「ドレミファインバータ」(シーメンス社製のVVVFインバータ制御装置)の電車としても知られたが、機器更新により、発車時に音階を奏でるE501系車両は姿を消したという。
列車情報
JR東日本 E501系
基本情報
常磐線は取手駅以北が交流電化で、E501系は交直両用の通勤形電車として1995年に登場した。209系をベースとした車体で、帯の色はエメラルドグリーンと白。交流・直流の切替えを自動で行うシステムを初めて導入したほか、過去にはドイツ・シーメンス社製のVVVFインバータ制御装置を採用したことでも知られた(現在は全車両交換済)。
デビュー以降、おもに常磐線上野~土浦間の電車に使用されたが、後に上野駅発着の常磐線中距離電車がE531系に統一されたため、E501系はローカル運用主体に。現在は水戸地区の常磐線・水戸線を中心に活躍している。