「国鉄最後の新形式」として登場し、岡山~高松間の快速「マリンライナー」で活躍した213系も、211系と似た顔を持つ車両。水色と青の帯を巻いた岡山地区の車両は現在、山陽本線や赤穂線などの列車に使用されている。JR西日本が所有する213系は、全28両を対象に車両のリニューアル工事を進めるとのことだ。
列車情報
JR西日本 213系
基本情報
213系はJR西日本の岡山地区で活躍する編成(0番台)と、JR東海に所属する編成(5000番台)が存在する。岡山地区の車両は民営化直前の1987年3月にデビュー。宇野線の快速「備讃ライナー」を経て、翌年4月の瀬戸大橋線開通以降、快速「マリンライナー」に使用された。211系と同様のステンレス製車体に、片側2ドア、車内は転換クロスシート。1M方式を採用したのも特徴だった。
2003年、JR四国5000系・JR西日本223系の投入にともない、213系は快速「マリンライナー」の運用から外れ、その後は岡山地区の山陽本線、赤穂線、宇野線、伯備線で活躍。中間車を先頭車化改造した車両も登場している。2012年以降、吊り手の増設や色・大きさの変更、バリアフリー対策などを目的としたリニューアル工事を進めており、2~3年かけて全28両のリニューアルを行う。