211系に似た顔を持つ電車は各地で見られる。香川県内のJR四国の電化路線で活躍する6000系も、前面のデザインは211系5000番台(JR東海)や213系などとほぼ同じ。だが側面の窓の配置が211系とは異なり、運転台側の客用ドアだけ片開き(その他は両開きドア)。これまで2編成しか製造されておらず、異色の車両ともいえる。
列車情報
JR四国 6000系
基本情報
瀬戸大橋線や高松~観音寺・琴平間で活躍した111系の老朽化にともない、代替車として開発された車両で、デビューは1996年。車両前面は211系および213系、側面の窓の配置はJR東海の311系に類似している。「8000系、7000系電車を基本に開発されました」(JR四国)とのことで、同社の7000系を連結して運行されることも。3両編成が基本で、2編成(計6両)のみ製造された。車内設備には転換式クロスシートを採用している。