秋田新幹線E3系「こまち」。在来線区間の沿線風景はローカル色が濃い

秋田新幹線E3系による「こまち」が在来線区間(盛岡~秋田間)を走行する。これまで秋田新幹線の主力を担ってきたE3系だが、3月16日のダイヤ改正でデビューしたE6系(現在は「スーパーこまち」に使用)が順次投入される予定で、E3系は置換えの対象に。この車両も近い将来、レアな車両として認識されることになるのだろう。

列車情報

JR東日本 新幹線E3系

基本情報

山形新幹線400系に続く「新在直通運転」を行う車両の第2号として、1997年にデビューした。0番台は秋田新幹線「こまち」用として、おもに東京~秋田間で運行される。

東北新幹線東京~盛岡間ではE2系やE5系と併結運転を行い、最高速度275km/hで走行可能。盛岡~秋田間では在来線区間(盛岡~大曲間は田沢湖線、大曲~秋田間は奥羽本線。ともに標準軌に改良)を走る。そのため、一般の新幹線車両よりひと回り小さく、各ドアに収納式のステップが設置されているのも特徴。秋田新幹線用の0番台のほか、山形新幹線用の1000番台・2000番台も活躍している。2008年12月より始まったE3系2000番台の投入により、山形新幹線400系が置換えの対象となり、後に全車引退している。