東日本大震災から2年が経過した。被災した路線の大部分はいまだ不通となっており、運行再開までに長期間を要すると見込まれる区間も多い。JR仙石線の高城町~陸前小野間も、一部区間が山側に移設される予定で、復旧は2015年中といわれている。

写真左から「マンガッタンライナー」「マンガッタンライナーII」(2012年9月撮影)

仙石線では、石巻市出身の故・石ノ森章太郎氏の作品に登場する人気キャラクターを205系にラッピングした「マンガッタンライナー」「マンガッタンライナーII」が登場したが、震災以降はあおば通~高城町間にて、他の205系車両と共通運用になっているという。

なお、JR東日本仙台支社の発表によれば、今年3月23日より石巻線のキハ48形2編成をラッピングした「石巻線マンガッタンライナー」を運行開始するとのこと。

列車情報

JR東日本 仙石線205系「マンガッタンライナー」

基本情報

「マンガを生かした街づくり」を推進していた宮城県石巻市とJR東日本との協力により、2003年3月より仙石線の205系をラッピングした「マンガッタンライナー」の運行を開始。石巻市出身の漫画家、故・石ノ森章太郎氏の作品の中でも人気の高い「サイボーグ009」「仮面ライダー」「ゴレンジャー」「ロボコン」を各車両に配した。2008年9月にはフルラッピングの「マンガッタンライナーII」も登場している。

これら2編成を使用した「マンガッタンライナー号」が、毎週土・日曜にあおば通~石巻間の快速・普通列車として運行されたが、東日本大震災の影響で運行見合わせに。以降は2編成ともあおば通~高城町間の列車に使用されているという。