3月16日のダイヤ改正より、E5系を使用した東北新幹線「はやぶさ」において、国内最高速となる時速320kmでの運転がスタート。東京~新青森間が3時間をきり、最速2時間59分で結ばれる。これに先立ち、3月7日には報道関係者向けの試乗会も行われ、那須塩原~福島間で時速320kmを記録したという。
列車情報
JR東日本 東北新幹線E5系
基本情報
2011年3月5日より、東北新幹線「はやぶさ」で営業運転を開始。時速300km以上の高速運転にともなう騒音防止と、環境性能を考慮し、ロングノーズの先頭形状に。ボディ上部に「ときわグリーン」、下部に「飛雲ホワイト」、帯に「つつじピンク」を配した塗装となった。車内においては、普通車・グリーン車のほかに新たなグレードとして「グランクラス」を設置。木質とメタリックな色合いを組み合わせ、本革シートやウールのじゅうたんなどの上質な素材を使用した居心地の良い空間になっているという。
現在は「はやぶさ」だけでなく、「はやて」「やまびこ」などの一部列車にも使用される。3月16日のダイヤ改正で、東北新幹線の東京発着の列車167本のうち、約4割となる70本がE5系での運転に。「はやぶさ」については、大宮~盛岡間にて国内最高速となる時速320kmでの運転を開始し、東京~新青森間が最速2時間59分で結ばれる。