東急大井町線を走る8090系。各停は5両編成で運行される

秩父鉄道で3月16日にデビューする7800系や、現在活躍中の7500系のベースとなった車両が東急電鉄8090系。かつて東急ステンレス車両のイメージを一新し、東急東横線の"花形"のひとつとして活躍した同車両も、近年は活躍の場を狭めており、東急電鉄においては大井町線の各停などで見られるのみとなっている。

列車情報

東急電鉄 8090系

基本情報

8090系は1980(昭和55)年に登場した軽量ステンレス車両。コンピュータによる合理的な設計などにより、従来の車両と比べて約2.8トンの軽量化が図られた。車体前面は大きな窓ガラスを持つ三面折妻式の外観に。車体側面のコルゲート(波型の外板)がなくなり、車体断面は卵型に近い形状で、従来の車両とは一線を画すデザインとなっている。

デビュー当初の8090系は東急東横線で使用されたが、現在は活躍の場を大井町線に移し、前面の帯色も変更されている。一部車両は秩父鉄道へ譲渡されており、3両固定編成の7500系が活躍中。2両固定編成で前面デザインも変更された7800系もデビュー予定だ。