写真は2年前の夏、たまたま御花畑駅に停車中だった1000系を撮ったもの

国鉄(現JR)の通勤形電車の歴史に大きな足跡を残した「新性能電車」101系。すでにJR線からは消滅し、現役で活躍するのは秩父鉄道に譲渡された車両のみ。

秩父鉄道では1000系として活躍を続けてきたが、近年は東急電鉄から譲り受けた車両によって置換えが進められ、車両数も残りわずかとなっている。かつての京浜東北線の電車を思わせるスカイブルーの編成(写真)は、いまも現役とのことだが……。

列車情報

秩父鉄道 1000系

基本情報

秩父鉄道の100形・800形を置き換えるべく、1980年代にJR(旧国鉄)から101系を購入し、使用開始した車両。導入当時の塗装は黄色に茶色帯だったが、1993年以降、白地に水色・赤・青の帯に変更されている。2007年以降、国鉄時代の塗装を再現した編成や、秩父鉄道のかつての塗装を再現した編成も登場した。

同社では現在、1000系の置換えが進んでおり、現在は3両編成3編成が残るのみになっているという。東急電鉄8090系を購入・改造し、2013年3月16日にデビュー予定の7800系も、1000系の置換え用として投入される。