アイドルグループ・V6の井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ『特捜9』(毎週水曜21:00~)。ドラマにレギュラー出演する6人(原沙知絵、山田裕貴、吹越満、田口浩正、津田寛治、羽田美智子)にリレーインタビューしていく。第6回は、特捜班の刑事・小宮山志保を演じる羽田美智子だ。
――今作から『9係』から『特捜9』へと生まれ変わりました。ここまでの撮影を振り返ってのご感想をお聞かせください。
ベースには今まで続けてきたことがあると思うんですけど、新しい風が吹いて1人1人、従来のメンバーにもまた違うキャラクター性が出ていますね。芝居の幅というものが、人との関わりの中で変わってきてるし、これまでとは違いますね。
――寺尾聰さんと山田裕貴さんが今作から新たに加わりましたね。特に寺尾さんは班長という役柄ですが、印象はいかがでしたか。
色んなことを踏まえて、この現場にいらしていただいています。私たちが大事にしていきたいこと、気にかけていること、ここだけは外せないかなということを、全部くんでくださっています。キャスト陣を包んでくれていて、守り神のような存在だと感じます。
――今作から井ノ原さんが主演となり、劇中で演じる浅輪直樹も主任になりました。
元々、イノッチが一番リーダーシップをとっていて、一番年下ではあるんですが、みんな頼りにしているお兄ちゃんみたいなところがありました。今作ではイノッチの肩に、たぶんすごく重荷がのったと思うんですけど、気負わずに、『特捜9』という新しいチームを作りたいという意識を感じました。
――具体的にはどんなところから、そういった意識をお感じになりましたか。
ほとんど年上ですから、「ここはこうしてくれ」とかは言いにくいでしょうけど、「ここはこの方がいいんじゃないですか」など提案したりと、本当にすごく良いリーダーシップをとっていただきました。新しいイノッチの魅力といいますか、男性としてもすごく器が大きくなられたなという印象があり、頼もしく感じました。
――最後に視聴者の方々へ今後の見どころをお聞かせください。
事件という人の命を扱うテーマなんですけど、描きたいのはきっとそういう風になってしまった犯人側の心情、人生の喜怒哀楽とともに、チームワークなのではないかと思っていて。チームワークは毎年、最高だなと思うんですけど、今年もやっぱり最高だなと思えて。ぜひチームワークを見ていただきたいなと思います。息が合っているからこそ、無言の芝居、目配せひとつで通じるものがあったりがあります。また、メンバーの清らかさや、真面目さ、正義などがすごく現れていると思うので、そういう空気を感じていただけたらと思います。