アイドルグループ・V6の井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ『特捜9』(毎週水曜21:00~)。ドラマにレギュラー出演する6人(原沙知絵、山田裕貴、吹越満、田口浩正、津田寛治、羽田美智子)にリレーインタビューしていく。第2回は、新たに特捜班に加入する若手刑事・新藤亮を演じる山田裕貴だ。
――今作から『9係』から『特捜9』へと生まれ変わりました。ここまでの撮影を振り返ってのご感想をお聞かせください。
最低目標がキャラクターとして、俳優・山田裕貴として、みなさんに馴染むことでした。そこは温かいキャストの皆さんが馴染ませてくれたということもあり、クリアできてるのかなと思います。ただ、僕が加わったことでちゃんと『特捜9』の力になったのかという部分は、視聴者の方のご判断だと思っています。自分が決めるものではないですし、見て頂いた方に「良かった」と言ってもらえなければ、意味がないですしね。
――先日行われた井ノ原快彦さん・寺尾聰さんの誕生日セレモニーでは、涙ながらに「お2人には感謝の気持ちでいっぱい」と語られていました。改めて井ノ原さん、寺尾さんと共演されていかがでしたか。
井ノ原さんには、すごく僕を役の新藤としても1人の俳優としても、見守っていただけていると感じます。寺尾さんにも初日に、「芸歴が何年だろうが、新人だろうが、始またらヨーイドンだからね」と声をかけていただいたのが印象的です。
――そして誕生日セレモニーでは「皆さんが背中に手を添えてくださっている気がする」とも話されていました。
本当に皆さんに支えてもらいました。津田(寛治)さんや羽田(美智子)さんには「みんなが山ちゃんになにかを教えようとしてる雰囲気があるよね」と言われましたし、田口(浩正)さんには「馴染んでよくやってると思うよ」と声をかけていただきました。吹越(満)さんには「もっとこうしたら、ああしたら」とアイデアをいただき、こちらからもキャラクターの提案ができました。
――本当にキャストの皆さんに支えてもらったという感覚なのですね。
こんなに愛が深い方々と一緒になれて本当に良かったし、だからこそ、この人たちのためにも、「山ちゃんで良かったね」と言ってもらえるようになにかお返しできたらと毎日思っていますね。与えてもらった感覚がすごくあるんですよ。
――また『特捜9』は『9係』時代を含めると12年続くシリーズです。新たに今作から参加されているわけですが、どういった思いで撮影に臨んでいますか。
僕は渡瀬恒彦さん(享年72)と現場でご一緒したことなく、お会いしたことがないのですが、渡瀬さんが安心して『特捜9』を見ていただけるように、僕もちゃんとメンバーとして力にならないといけないと思っています。そういった思いも背負って臨んでいますね。
――最後に視聴者の方々へ今後の見どころをお聞かせください。
やっぱりチーム力ですね。皆さんの(『9係』から続く)12年間というのがすごく色濃く出ています。そこに今作から寺尾さんがいらっしゃって、僕も入らせていただき、その化学反応が面白いのではないでしょうか。他のドラマではなかなかみられないのではと思います。