「プライマリーテスト」はあなたの今の英語力を測定
前回、アルクの「TOEICテスト470点入門マラソン」の教材が届いて、講座スタート時の自分の英語力をチェックする「プライマリーテスト」ってところで止まってたんだった。
早速、受けてみるか。
プライマリーテストはリスニング、リーディングが各50問の計100問のテストで、全部解くのに1時間ちょっとかかった。実際のTOEICテストもこれくらいなんだろうか?
そういう時は、「TOEICテスト470点入門マラソン TOEICテスト攻略ハンドブック」。実際調べると、実際のTOEICテストはリスニングとリーディングが計200問で、時間は2時間かかるらしい。
それに、TOEICテストの満点は990点だから、目標の470点は約半分だ。うーん、今回のプライマリーテストは、5割も取れた気はしないなぁ…。でも気を取り直して、取りあえず問題を解き、ネットで解答を提出してみた。
困ったことは「アルク学習相談室」で質問
ふと、何気なく教材全体の説明書である「コースガイド」を読んでいたら、「TOEICテスト470点マラソン Q&A」というページを見つけた。そこには、こんなことが書かれていた。
「プライマリーテストを受けたら、ほとんど分かる問題がなく、自信をなくしてしまいました」
今の僕の心境と同じ…。少し安心した。そんな利用者の相談に、アルク学習相談室はこう回答していた。
「プライマリーテストは、問題こそ半分ですが、TOEICテストと同形式かつほぼ同じ難易度の試験で、TOEIC本試験のレベルや、自分の現在の英語力を知るために、受講開始に受けていただくものです。従ってすらすら解けなくてもまったく気にする必要はありません」
「なお、テキストブックの方は『英語の基礎力養成』を主眼としていますので、使われている英語のレベルはプライマリーテストよりもずっと簡単です。英文の長さや量も抑えてあり、チャンツやクイズなど気軽に学べるコーナーが多いので、楽しみながら勉強しましょう」
(TOEICテスト 470点入門マラソン コースガイドより)
なるほど。「プライマリーテスト」は、TOEICテストが実際どんなものかを体験することが大事で、あまり点数が良くなくても気にしない方がよさそうだ。少しほっとしたかな。
それより、一番重要な講座テキストの内容がどんなものなのか、楽しみになってきたぞ!
でも、ほかのQ&Aを見ると、「アルク学習相談室」っていろんな相談を聞いてくれるんだな。
えーっと相談の仕方はと言うと…、「質問カード」や、会員専用サイト「CAMPUS」の「学習コーチに質問」から相談できるんだな。
「テキストのこの英語表現の意味が理解できない」、「英文の構造がよく分からない」などの学習内容に関する疑問や、「仕事が忙しくて、毎日机に向かうのは難しい」などの勉強方法も相談してくれるらしい。
講座テキストを進めていくうちに、いろいろと悩みも出てくるかもしれないな。そうなったら、アルクの学習相談室にすぐに聞いてみよう。
大学までに経験した英語の授業とはひと味違う学習法
次の日の朝、出勤前にテキスト1巻目をやってみた。テキストは、1週間で4つのユニットが用意されていて、各週の1日目と3日目は「文構造」を、2日目と4日目はそれぞれ「会話の聞き取り」と「文章の読解」を中心に学習する流れだ。
テキストを開いて、CDを流すと、一番はじめに、「チャンツ」が始まった。「チャンツ」っていうのは、音楽に合わせて英単語を覚える学習方法。
毎回、あるシチュエーションがテーマになって、英語→日本語→英語という具合に、そこで使われそうな単語をリズムに合わせて、発音するというものだ。
リズムが良いのか、繰り返しが良いのか分からないけど、驚くほど、頭に単語が入ってくる。これはなかなか良い方法だな。
次は、ディクテーション(音声の書き取り)。「プライマリーテスト」のリスニングほど難しい単語はないから、大体なんて言っているか理解できるし、書き取ることができた。
最後の問題は、文の中から「名詞の固まり」を見つけて囲むというもの。
例えば、
I can't find the answer to his question.
という文であれば、[the answer to his question]が「名詞の固まり」だ。
テキストの解説によれば、「前あるいは後ろから修飾された『名詞の固まり』をすばやく見つける訓練をすることで、迅速に「文構造」をつかむことができるようになる」らしい。
ふーむ。確かに、文章を読んだ瞬間に単語のまとまりを見つけられ、文章がラクに頭に入ってくるな、これ。
どれも、大学までに経験した英語の授業とはひと味違う学習方法だったから、とても新鮮に感じるというのが第一印象。
CDを聞きながら一人でも発音の練習ができるし、それに、なにより1日の分量が多くないし、内容も難しすぎないから基礎から学び直すことができる。
これなら、仕事をやりながらでも続けられそうだ。
翌日、出社して、アルクの教材を教えてくれた先輩のところへ行った。先輩は、取引先の米国人と電話で話していた。
先輩を見ながら、「自分もあれくらい滑らかに英語が話せるように、これから4カ月は頑張ろう!」と一層やる気が出た。
(次回に続く)
まずはここから。TOEICテスト470点入門マラソン