栃木県のライバル県を紹介。栃木県といえば北関東に位置し、海のない内陸県のひとつ、栃木県。生産量が日本一のいちごのほか、多くの農作物が栽培されています。

世界文化遺産となっている「日光東照宮」のほか、鬼怒川温泉などの観光スポットも充実。そんな栃木県にライバルがいるとすればどこなのか、アンケート調査の結果をランキングにまとめました。

栃木県のライバル県ランキング

  • 栃木県のライバル

    栃木県のライバル

栃木県のライバルはどの都道府県なのかを得票率の多かった都道府県をランキングにまとめると以下の通りです。

  • 1位:群馬県(41.1%)
  • 2位:茨城県(39.1%)
  • 3位:埼玉県(3.5%)
  • 4位:静岡県(3%)
  • 5位:宮城県(2%)
  • 6位:北海道(1.5%)
  • 6位:千葉県(1.5%)
  • 6位:東京都(1.5%)

ここからは、ランクインした都道府県の概要と、アンケートに寄せられた「ライバルだと思う理由」をご紹介します。

1位 群馬県(41.1%)

  • 群馬県

    群馬県といえば高崎だるま

栃木県のライバル県ランキング、1位は「群馬県」でした。

栃木県の西隣に位置する群馬県。栃木県と同じように、近郊産地としてねぎ、白菜、レタスなど多品目の野菜が栽培されています。なかでも嬬恋村はキャベツの一大産地。小麦の栽培も盛んで、たっぷりの野菜と煮込む幅広うどんの「おっきりこみ」は郷土料理です。

群馬県といえば、温泉のイメージをもつ方も多いでしょう。草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉など、歴史ある有名な温泉地が名を連ねます。草津温泉の西側に広がる「西の河原公園」は、開放感あふれる環境で露天風呂や足湯が楽しめると人気です。

ほかにも、世界遺産の「富岡製糸場」などがあります。

ライバルだと思う理由

  • 「どちらにも有名な温泉や紅葉の名所があり、ご当地グルメも似ているイメージなので」(50歳女性)
  • 「隣同士、さらに海のない県ということで競い合っている感じがする」(52歳男性)
  • 「テレビ番組でセットにして取り上げられることが多いと思うので」(63歳男性)
  • 「栃木、群馬、茨城はライバル争いをしていそう。そのなかでも特に栃木と群馬の争いが激しそう」(57歳男性)

2位 茨城県(39.1%)

2位は「茨城県」でした。栃木県の東隣に位置する茨城県。栃木県と同様に近郊産地として多品目の野菜やメロン、スイカなどの果物が栽培されていますが、異なるのは太平洋に面しているという点。

海岸沿いでは豊かな海の幸が楽しめ、特にあんこう、はまぐり、ひらめなどの名産地となっています。

茨城県には観光スポットも充実しており、湖として全国で2番目の広さを誇る「霞ヶ浦」、世界最大の青銅製大仏の「牛久大仏」、日本三名園のひとつとされる「偕楽園」、日本三名瀑に数えられる「袋田の滝」などがあります。

納豆や干し芋も有名で、干し芋は全国シェアの約9割を占めるほどの生産量です。

ライバルだと思う理由

  • 「栃木、茨城、群馬の北関東3県は、お互いがライバル視していそう。お国自慢を面白おかしくする、良い意味でのライバル」(62歳男性)
  • 「言葉が似ているようで違うので。JR水戸線で栃木から茨城方面に向かうと、絶妙な言葉の変化を楽しめる」(65歳男性)
  • 「テレビで出身タレントや芸人がバトルしているのをよく見るので」(56歳女性)
  • 「何となく、埼玉の次のポジションを争っている印象」(43歳男性)

3位 埼玉県(3.5%)

3位は「埼玉県」でした。栃木県とは、東寄りの一部地域で接している埼玉県。東京のベッドタウンとして、全国で5番目に人口の多い県です。行政機関や企業、ホテル、大型商業施設などが集合した「さいたま新都心」など、にぎわいのあるエリアがある一方、近郊産地として多品目の野菜も育てられています。

埼玉県の観光地では、国の名勝・天然記念物になっている「長瀞渓谷」、江戸の町並みが保存されている川越など、のどかなスポットが人気。また、豪華絢爛の屋台が登場する大迫力の「秩父夜祭」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

ライバルだと思う理由

  • 「何となく環境が似ている感じがするので」(25歳男性)
  • 「テレビで栃木県と埼玉県のローカルネタ対決をしていたので」(63歳女性)

4位 静岡県(3%)

4位は「静岡県」でした。富士山の名勝地であり、熱海や修善寺などの名湯がある伊豆半島、うなぎの産地の浜名湖、ダイビング愛好家のメッカである御前崎など、豊かな地域性が魅力の静岡県。日本有数の漁獲量を誇る焼津港や清水港があり、金目鯛や伊勢海老、桜えびなどを楽しむことができます。

静岡県西部の浜松市を中心に製造業も盛んで、オートバイや自動車、楽器作りが行われています。なかでもピアノをはじめとする楽器の輸出額は日本一。また、静岡県はお茶の産地としても知られていて、牧之原台地などで栽培されています。

ライバルだと思う理由

  • 「宇都宮と浜松で、餃子の消費量争いをしているので」(59歳男性)
  • 「栃木県も静岡県も、徳川家康にゆかりのある地なので」(74歳男性)

5位 宮城県(2%)

栃木県のライバル県ランキング、5位は「宮城県」でした。東北一の都市・仙台市があり、日本三景のひとつと称される「松島」、伊達政宗ゆかりの「青葉神社」や「仙台城」、秋保(あきう)温泉、鳴子温泉郷など見どころたっぷりの宮城県。色とりどりの笹飾りが吊るされる「仙台七夕まつり」も有名です。

太平洋側には気仙沼や石巻などの活気ある漁港があり、さんま、さば、まぐろ、かつお、いわしなどが水揚げされるほか、かき養殖は広島県に次ぐ生産量を誇ります。米作りも盛んで、「ササニシキ」や「ひとめぼれ」などが主な品種です。

ライバルだと思う理由

  • 「栃木県にも日光などの見どころがあるが、宮城県まで足を延ばしたほうが満足感が得られそうな気がするので」

6位 北海道(1.5%)

6位は「北海道」が入りました。東京都の約40倍の広さがあり、そこに札幌、函館、富良野、知床など個性豊かな観光地が点在する北海道。迫力ある大自然や温泉が楽しめるほか、動物の生き生きとした様子が見られる「旭山動物園」や、星型が特徴的な「五稜郭公園」などのスポットも人気です。

北海道といえば、美味しい海の幸も外せません。鮭、にしん、ほっけ、かに、いくら、うに、ほたてなどが水揚げされ、朝市などで楽しむことができます。海鮮丼のほか、ちゃんちゃん焼きや石狩鍋、ジンギスカンなどが北海道グルメの代表格。

6位 千葉県(1.5%)

6位には「千葉県」も入りました。ねぎや白菜、小松菜などのほか、梨やいちごなど、果物も多く栽培されている千葉県。漁業も盛んで、茨城県との県境に位置する銚子港は、年間の水揚げ量が全国トップクラスとなっています。

東京に近いエリアの松戸、柏、船橋などはベッドタウンとしてにぎわいがあるほか、自然豊かな房総半島には「マザー牧場」や「鴨川シーワールド」などのレジャースポットも。ほかにも関東地区の初詣の定番「成田山新勝寺」や、東京湾を横断して川崎市とつなぐ「海ほたる」など、見どころが充実しています。

6位 東京都(1.5%)

6位には「東京都」も。香川県、大阪府に次いで全国で3番目に小さい土地に、全人口の10%を超える約1400万人が暮らす、東京都。世界経済、政治、カルチャーの中心地として注目され、2023年には過去最高の約2000万人の外国人観光客が訪れました。

東京都は大きく3つの地域に分けられ、企業や商業施設が建ち並ぶ23の特別区、都市からのアクセスがよく適度な自然に触れられる多摩地区、世界自然遺産に登録された小笠原諸島を含む島しょ地域と、小さいながらも多様性に富んでいます。

栃木県のライバル県、「群馬県」と「茨城県」が全体の8割に

茨城県のライバル県ランキングをご紹介しました。1位「群馬県」、2位「茨城県」、3位「埼玉県」という結果になりました。ご自身のイメージと比べていかがでしょうか。

ランキングでは、群馬県と茨城県に約8割の票が集まりました。栃木県を含めた北関東の3つの県が、お互いをライバル視しているのではと感じる方が多いようです。アンケートのコメントには、テレビやお笑い芸人のネタのイメージも理由に挙がっていました。

3位以下ではあまり差は付かず、東日本エリアの県がランクイン。埼玉県は栃木県など北関東3県に隣接していますが、人口や面積の規模が異なることから、ライバルとは捉えられていないようです。

あなたも、出身地や今暮らす地域にライバルがいるとすればどこなのか、考えてみませんか。

調査時期: 2024年11月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計301人(男性: 226人、女性: 75人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート