特急「りょうもう」はおもに浅草~太田・赤城間で運転。浅草~館林間・浅草~伊勢崎間・浅草~葛生間の列車も1往復ずつ設定されている。6月17日から、台鉄自強号「普悠瑪(ぷゆま)」デザインに変更された車両(200型1編成)が運行開始した。
このデザイン変更車両は、東武鉄道と台湾鉄路管理局の友好鉄道協定が締結されたことを記念し、相互誘客の一環で登場したという。台湾の人気車両のひとつ、台鉄自強号「普悠瑪」(TEMU2000型)と共通のデザインを「りょうもう」に施した。先頭車の車体側面にデザインされた「Ryomo」のロゴも印象的。友好鉄道協定締結の記念エンブレムや、今年新造された「普悠瑪」と共通の「猿」マークも車体にデザインされている。
「りょうもう」はもともと台鉄自強号「普悠瑪」と似たカラーリングだったが、デザイン変更車両では窓回りの黒がなくなり、より明るい印象に。台鉄自強号「普悠瑪」のデザインに変更された「りょうもう」は当面運行予定とされている。
特急「りょうもう」は1999年まで急行列車として運転された。使用車両の200型は1991年、それまでの1800系に代わる車両として就役している。200型の車体は新製だが、台車や主電動機などの下回りは1700系・1720系の発生部品を利用しているという。200型は現在、9編成54両が在籍。1998年には、足回りも含めて新製され、VVVFインバータ制御方式となった250型が登場した。こちらは1編成6両のみの在籍となっている。