東武東上線(池袋~寄居間)の全線開通90周年を記念し、昨年11月末から「フライング東上号」リバイバルカラー車両2編成が活躍している。うち1編成は50090型50092編成(10両編成)。濃い青色の車体に黄色い帯のフルラッピングを施した。
車体前面のヘッドマークも、上部に羽をあしらったデザインが特徴だったという「フライング東上号」をモチーフとしている。フルラッピングの50092編成は東上線池袋~小川町間にて、「TJライナー」を中心に日中時間帯の列車でも活躍中。運行期間は約1年間を予定している。リバイバルカラー車両のもう1編成は8000系8198編成(4両編成)。こちらは東上線小川町~寄居間または越生線にて、当面運行されるとのこと。
「フライング東上号」リバイバルカラー車両にも使用されている50090型は、座席定員制列車「TJライナー」用車両として2008年6月にデビュー。これまでに計60両(10両編成×6編成)製造され、50000型・50050型・50070型の特徴でもあるシャイニーオレンジに加え、ロイヤルブルーIIの帯と「TOJO LINE」のロゴを配した外観となっている。
車内の座席には、ロングシートからクロスシートへ転換可能な「マルチシート」を採用。日中の運用ではロングシートだが、夕方以降にクロスシートとなった50090型の快速急行が池袋駅へ運行され、池袋駅から「TJライナー」となって折り返す。なお、東上線では今年春のダイヤ改正にて、平日朝に上り「TJライナー」を新設し、夕方の下り「TJライナー」も増発する予定。東上線各駅にそのことを案内するポスターが貼られてあった。